田舎には側溝の蓋がない

窮屈でなにかのきっかけを探しに

ネットの情報を元に

車で遠出に出た



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海をみる

悩みが小さくなるみたいな

お決まりの通説があるが

それは日々ストレスを感じる環境から

負担の少ない環境に移動して

一時的に重みが軽くなっただけだろう

確かに海の景色 音は効果あるかもしれない

でもそれは

圧迫感がない環境ならどこでも

ほとんど効果同じなのではないかと思う




そんなわけで

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少し寄り道して歩いてみた



結局、ネットで調べた目的地は

詳細な住所がなかったので

車での移動でもあり

気持ちの問題で諦めてしまった

なにかを明確な目的があったわけではなく

きっかけを探しに足を伸ばした

窮屈さから開放されたいという

あやふやな感情からだ




なにもつかめないまま

長時間の運転での疲労

少しだけ重みをおろせたことことを持ち帰った




そこで

ハマった






車の前輪が側溝にハマった




田舎は道が少ない

ルートから外れると大回りになる

疲労を感じながら後続車 対向車が来ている中で

車庫入れをしなければならない状態になった


狭い道で焦った私は

バックでハンドルをきりながら

ガツンという衝撃と共に前輪を落とした

落とした

一瞬の間の後

いろんな嫌なイメージが走った


戻そうとしても

バックもドライブも感触で車がだめになる

そんなわけで

対向車 後続車が貯まる中

一人で車を持ち上げようと試みる





ムリ



これから起こる

ネガティブなイメージが走った

それ以外は感情はなにも浮かばなかった



対向車の運転していた女性が見に来てくれた

しかも手伝ってくれた


いや確かに

渋滞を起こして車をどかさないと

しかたがないのは

わかっていたが少し驚いた


あまりにも上がらないので

ジョッキはないかと聞いてきた

見た覚えない


備えは必要

いつ何が起きるかわかりません



女性が車から持ってきてくれた



それにつられ

渋滞した車から人がぞろぞろとおりてきた



一人の思い行為は伝播するな

なんてどこかで考えながら



皆さんが手伝ってくれた


男性が徐々に集まりだし

集まった男性皆で


持ち上げて事なきを得た



車を退かすと

皆ササーと車を走らせた


私はお辞儀をして見送ったが

 
思いやりであったり

早く移動したいとの思いであっても



人の行動は気持ちを動かすと



たくさんの人を困らせたが

少し嬉しかった



それに実際問題

私一人ではどーしようもなかったので

ほんとに助かった




見ず知らずの沢山の人に感謝



「ありがとうございます。」




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