携帯ショップ店員の口車にのせられた話
別に 携帯ショップ店員に限らず
個人や企業が利益の為に動くことは
不思議ではない
不思議なことではないが
言葉巧みに不利益な部分を説明せず
お得感を誇示した詐欺行為紛い
心理的には理解できる
できるが
吐き気を催す 『邪悪』 とはッ
何も知らぬ無知な者を利用することだ……!!
自分の利益のためだけに利用することだ…
ショップ店員が何も知らぬ『客』を!
テメーだけの都合でッ!!
ゆるさねぇッ!
あんたは今再び 俺の心を 『裏切った』ッ!
私はスマホ契約時
「なるべく安くスマホを持ちたい。ネットは外出時ほぼしないしゲームもやらないだろうし、見積もりを出してほしい」
そうショップ店員に切り出した
対応してくれたショップ店員はよく口の回る男性店員だったのを覚えている。
私は プランや料金の仕組みをよく知らないので
ショップ店員に『聞く』という選択肢をとった
ショップ店員の話を信じる
私の期待に応えてくれると期待したのだ
この姿勢が失敗だった
彼はパンフレットを見せ
まずiPhoneかAndroidかを訪ねた
私はAndroidを選んだ
理由は形と色だ
察しが良ければ
ここからおかしいことに気づくべきだ
しかし、何社も携帯ショップを回り疲れていた
よく知らない説明を聞いて頭が混乱してきていた
彼は見積もりを出してくれた
正直、私はその値段で持つ気はなかった
私が悩みだすと
今、Wi-Fiモバイルも持つと更に安くなると
金額を用紙に書き出した
妥協できる金額ではあったが
それでも契約する気になれなかった
しかし、その時契約していたキャリアポイントのAmazonギフト券をプレゼントします
と提案してきた
私は他社と金額の比較をしたかったから
見積もりを出してほしいと
携帯ショップに行ったはずだ
なにかひっかかるものを感じていて
顔に出ていたからか
彼は言った
「格安スマホだと保証付きませんよ」
保証…
これね
保険がつくという
『安心』という欲求に誘導されてしまった
どれにします?
とスマホの現物を机に用意され
場が契約する流れになっていた
席を離れるタイミングを逃し
提示された条件を天秤にかけ
ここまで説明してくれたんだから
ここにしてしまうか なんて
そんな思考放棄に陥った
話を聞きに来ただけだったはずだ
あれよあれよと
彼は上司と話したり
タブレットに入力していく
彼は
手際の良さで 『客』の 安心と信頼を得た
場を作り出した
彼が提示した様々な料金設定は
一年目の料金設定は だった
スマホの料金にしても二年目には値上がりしていた
スマホにする前は年が経つほど
携帯料金が値下がりしていたので
この状態には怒るというより
戸惑いと諦めのような
なんとも言えない気持ちになった
そう
ショップからしてみれば
契約をとらなければいけないのだ
個人的な理由でも
企業的な理由でも
売り場の人間関係
利益や達成感
数字が必要
皆が皆 『客』 に結果満足して欲しい
信頼関係を築きたい
立場が同じという視点なわけではないのだ
契約解除しなければ自動更新
お得感は年々取り外される
サービスを提供する側という上から姿勢
更新月以外は違約金がかかる
仕組みからして
私は『客』の一人
欲しいものがお互いに決定的に違うのだ
余計な出費としか思えない毎月の出費
裏切られたような気持ち
二年で解約しようと
ショップに話を聞きに行った
三年間Wi-Fi端末を持つより
違約金を払って解約したほうが
安く(安く?)すむので二年もたたず
その場でWi-Fi端末だけ解約した
来月は違約金が支払いに上乗せされる
なんだか疲れる
サービスを提供する側
サービスを利用する側
文字と言葉の認識と心理は
立っている姿勢で上下する